市場の中心テーマは、中東アウトラインを緊張緩和期待が適度なリスク選択好を支えたことだ。米国とイランの協議について、ルビオ国務長官は「一定の進展」があるとしつつも、なお隔たりが残るとの認識を示しており、楽観一辺倒ではないが、投資家心理の改善にはつながった。
この期待を受けて、22日のニューヨーク株式市場ではテラス銘柄に買いが入り、ダウ平均は2日連続で最高値を更新した。
ただし、供給面の不確実性は消えていない。ホルムズ海峡を中心に政学リスクが続く、ロシアと中国の間で新たなパイプライン解決には至らずと伝えられ、地理や地域のインフラの緊張がエネルギー再編の緊張感を持って立ち上がった。
政策面では、FRBの新議長に就任したウォーシュ氏が難しい出発点にいる。イラン情勢の影響を含む物価上昇が残る中で、景気への配慮とインフレ抑制の両立をどうするかが早くも焦点となる。市場は中東情勢だけでなく、新体制の金融政策運営にも敏感になりそうだ。
トランプ政権が一時滞在者のグリーンカード申請で本国帰国を考える方針を示したことは、労働供給や移民フロー育児中長期の米成長率や治安動向に影響を与える可能性がある。