NY連銀 SCE 1年先賃金上昇期待

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NY連銀 SCE 1年先賃金上昇期待 (%) NEWYORKFED

2026/03 / 月次 / 更新ラグ 28日

消費者が予想する1年後の給与・収入の伸び率。実質的な賃金上昇期待を表す。

時系列

NY連銀 SCE 1年先賃金上昇期待について

NY連銀 SCE 1年先賃金上昇期待について

【指標の測定内容】

NY連銀 SCE 1年先賃金上昇期待(NY Fed SCE Expected Earnings Growth)は、ニューヨーク連邦準備銀行が実施する家計調査「Survey of Consumer Expectations」における、回答者が今後1年間に自分の賃金がどの程度上昇すると期待しているかを測定する指標です。この調査は毎月実施され、全米の家計における賃金上昇への期待値をパーセンテージで示しています。

【指標の重要性】

この指標が重要である理由は複数あります。第一に、インフレーションの動向を予測する上で重要な役割を果たします。賃金上昇期待が高まると、労働者は物価上昇を見込んで行動し、これがスパイラル的なインフレを招く可能性があるためです。第二に、労働市場の強弱を示す先行指標となります。賃金上昇期待の上昇は労働市場がタイト化し、労働者の交渉力が強まっていることを示唆しています。第三に、金融政策の判断材料となります。中央銀行はこうした期待値の動向を注視し、金利政策を決定する際の参考にしています。

【一般的な傾向と注目ポイント】

過去10年間を見ると、この指標は比較的安定的に推移してきました。しかし、2021年から2022年にかけて、供給制約とインフレ加速に伴い賃金上昇期待が上昇し、注目が集まりました。特に2022年の高インフレ局面では、家計の賃金上昇期待が3~4%台に達し、金融政策の引き締め圧力となりました。注目すべきは、この指標が実際の賃金上昇よりも反応が敏感であり、市場心理が強く反映される点です。今後のインフレ動向やFRBの政策判断を理解する上で、継続的な監視が重要です。

最終更新: 2026/03